整骨院の集客

整骨院の新患が増えない、
本当の原因は?

「新患が来ない」と感じたとき、じつは詰まっている場所は院によって違います。①見つからない・②選ばれない・③続かない——この3タイプのどれかをまず見分け、そこだけを直す。やみくもに全部やる前に、原因を特定するところから始めます。

開いた入口へ、新しい足あとがそっと近づいていく概念図
はじめての人を、そっと迎え入れる

先に結論。「新患が増えない」の本当の原因は、新規を呼ぶ「入口」より、来た人が続かない「出口(再来院)」にあることが少なくありません。まず①見つからない②選ばれない③続かないのどれで詰まっているかを見分け、ボトルネックを1つずつ直す。全部を同時にやろうとして力尽きる——これがいちばんよくある失敗です。

この記事は、整骨院の集客全体を整理した整骨院の集客方法を一から整理のうち、「新患が増えない」という悩みを正面から掘り下げた子記事です。ピラー記事で触れた「新患ばかり追い、再来院の仕組みがない」というつまずきを、診断と処方のかたちで具体化します。

よく見かける「新患を増やす◯の方法」という記事は、施策をずらりと並べてくれます。でも本当に知りたいのは「うちはどこが詰まっていて、何から直せばいいのか」です。だからこの記事は、手段を並べる前にまず「原因を見分ける」ところにいちばん紙面を使います。

なおこの記事は「集客と経営の整え方」にしぼって書いています。施術の内容や身体の悩みへの効果には触れません。整骨院の広告にはルールがあり、効果をうたう表現は使えないからです。あくまで「どう見つけてもらい、どう選ばれ、どう続けてもらうか」の話です。

3つのタイプ

「新患が増えない」は、3つに分かれる

同じ「新患が増えない」でも、詰まっている場所は大きく3つに分かれます。どこが原因かで打つ手がまったく変わるので、まず自院がどのタイプかを知ることが出発点です。

タイプ①|見つからない(入口が細い)

そもそも探している人に院が見つかっていない状態。Googleマップに出てこない、情報が古い、写真が少ない。表示や電話・ルート検索の数字がそもそも少ないならここです。

タイプ②|選ばれない(見つかるが決められない)

見つかっているのに、最後の一押しでほかの院に流れている状態。口コミが少ない・古い・返信がない、写真で院の雰囲気が伝わらない。表示はあるのに来院につながらないならここです。

タイプ③|続かない(来るが定着しない=最頻)

新規は来ているのに一度きりで終わり、いつも新規を追い続けて疲弊している状態。じつは「新患が増えない」という悩みの正体が、ここにあることがいちばん多い。出口(再来院)の穴をふさぐのが先です。

見分ける

自院はどのタイプ?3つの質問で診断

上から順に3つの質問に答えていくだけです。最初に「いいえ」になったところが、いまいちばん効くボトルネック。そこだけを先に直します。

新患が増えない原因の3タイプ診断フローチャート Googleマップで見つかっているか、口コミで選ばれているか、再来院の仕組みがあるか、を上から順に確認し、最初にいいえになった場所がボトルネックになる診断図 Q1. Googleマップの表示・電話・ ルート検索の数字は取れている? タイプ① 見つからない → 地図を整える いいえ はい↓ Q2. 口コミは十分あって、 返信もできている? タイプ② 選ばれない → 口コミを整える いいえ はい↓ Q3. 来た人が再来院する 仕組み(LINE等)がある? タイプ③ 続かない → 再来院を作る いいえ 3つとも「はい」なら → 入口を広げる段階(SNS・ブログ・AI検索)
上から順に確認し、最初に「いいえ」になったところがいま直すべきボトルネック。3つとも整っていれば、次は面を広げる段階です。

処方

タイプ別に、何を直すか

タイプ①「見つからない」→ まず地図

整骨院を探す人の多くは「○○市 整骨院」とスマホで調べます。まずはGoogleビジネスプロフィールの基本情報・写真・投稿を整え、探している人に見つけてもらう状態を作ります。整える設定と毎月続ける運用の具体は、整骨院のGoogleビジネスプロフィール(MEO)設定・運用にまとめています。

タイプ②「選ばれない」→ 口コミを整える

見つかっているのに決めてもらえないなら、最後の一押しの口コミが弱いことが多い。初めての人ほど「ほかの人はどう感じたか」と「院がどう向き合っているか(返信)」を見ています。集めると返すをセットで回すのが基本で、やっていい・避けるの線引きは整骨院の口コミの増やし方と返信のコツにくわしくあります。

タイプ③「続かない」→ 再来院の仕組み(最重要)

いちばん多いのがこのタイプです。新規は来ているのに一度きりで終わり、底に穴の空いたバケツに水を注ぎ続けている状態。来た人をLINEでつなぎ、ちょうどいい頃合いでそっと声をかける仕組みを作ると、「行ったきり」が「また行こう」に変わります。設計の具体はLINEで再来店にまとめています。

穴の空いたバケツ=再来院の取りこぼし 新患を上から注いでも、出口の再来院の穴から漏れると院に残らない構造を示す概念図 新患を注ぐ(入口) 院に残る =定着した患者さん 漏れ=再来院の取りこぼし(失客) 穴をふさがずに 注ぎ続けると… いくら新患を 呼んでも残らず、 ずっと追い続ける
出口(再来院)に穴が空いたまま新患を注いでも、院には残りません。一般に新規を1人呼ぶ労力は再来院より大きいため、まず穴をふさぐのが近道です。

「うちはどのタイプで、何から直すべきか」——そこだけは院ごとに違います。無料相談で、いまのGoogleマップや口コミの状態を見ながら一緒に診断します。

まず一度、院の状況を聞かせてください

失敗

新患を追うときにやりがちな3つの失敗

タイプが分かっても、進め方をまちがえると空回りします。とくに多い3つを先に知っておきます。

① 受け皿を作る前に広告から

「とにかく人を呼ばなきゃ」と広告にお金を入れる。でもクリックした人の行き先(Googleマップ・口コミ・予約導線)が空だと、費用だけが先に出ていきます。無料でできる土台を先に整えるのが順番です。

② 全部を薄く同時に始める

MEOもSNSもブログも一気に着手し、どれも中途半端なまま力尽きる。診断で見つけたボトルネックを1つずつ進めるほうが、同じ手間でも結果が出ます。

③ 数字を見ずに感覚で判断する

「なんとなく減った気がする」で手を打つと、原因の違うところを直してしまいがち。Googleマップの表示・電話タップ・ルート検索、再来院の間隔など、見える数字でボトルネックを確かめてから動きます。

点検

再来院がこぼれていないか、セルフ点検

最頻のタイプ③(続かない)を中心に、いまできていない項目がないかチェックしてみてください。チェックがつかないものが、そのまま次に手をつけるところです。

☐ Googleマップの営業時間・電話・定休日が最新になっている

☐ 院内・外観・受付の写真がそろっている

☐ 口コミに返信できている(直近ぶんも)

☐ 来院時にLINE友だち追加を案内している

☐ 初回のあと、次回や間隔の目安を院から伝えている

☐ しばらく来ていない方へ、そっと連絡する手段がある

☐ 毎月、表示数・電話タップ・再来院の数字を見ている

チェックが3つ以上つかないなら、新規を増やす前にまずこの穴をふさぐのが先です。ひとつずつで十分。全部を今日やろうとしなくて大丈夫です。

まとめ

原因を1つにしぼって、そこから

「新患が増えない」は、①見つからない②選ばれない③続かないのどれかに分かれます。多くの院で本当のボトルネックは③(再来院)にあり、そこを先にふさぐと呼んだ人がこぼれにくくなります。

大事なのは、全部を同時にやらないこと。診断で見つけた1つを直し、数字を見て、次に進む。この順番の全体像は整骨院の集客方法を一から整理に、整骨院にしぼった支援の中身は整骨院の集客・運用にまとめています。

ご相談の前に

新患が増えない、よくあるご質問

整骨院の新患が増えない、いちばん多い原因は何ですか?
「新患が来ない」と感じていても、数字を見ると来院後の離脱(再来院の取りこぼし)が最大の穴になっていることが少なくありません。新規を呼ぶ入口と、来てくれた人を再来院につなげる出口を一本でつなげていないと、底に穴の空いたバケツに水を注ぎ続ける状態になります。まず自院が「見つからない・選ばれない・続かない」のどれで詰まっているかを見分けるのが先決です。
どこが原因かを、どうやって見分ければいいですか?
3つの質問で切り分けます。①Googleマップの表示や電話・ルート検索などの行動数は取れているか(取れていない=見つからない)②口コミが十分あり返信できているか(不足=選ばれない)③再来院の仕組み(LINEなど)があるか(ない=続かない)。上から順に確認し、最初にNoになったところが、いま直すべきボトルネックです。
広告を出せば新患は増えますか?
受け皿が整う前に広告から始めると、クリックした人の行き先(Googleマップ・口コミ・予約導線)が空のまま費用だけが出ていきがちです。まず無料でできる土台(プロフィール整備・口コミ・LINE)を回し、手応えが出てから広告を足す順番が、限られた予算を無駄にしません。
新患を増やすのと再来院を増やすの、どちらを先にすべきですか?
多くの場合、再来院の仕組みを先に作るほうが費用対効果が高くなります。一般に新しい一人に来てもらう労力は、すでに来てくれた人にもう一度来てもらう労力より大きいためです。出口(再来院)の穴をふさいでから入口(新患)を広げると、呼んだ人がこぼれにくくなります。
何から手をつければいいか分かりません。
この記事の自己診断チェックリストで、いまできていない項目を1つだけ選んでください。全部を同時に始めると力尽きるので、ボトルネック(最初にNoになったタイプ)の改善を1つずつ進めるのが続けるコツです。優先順位の全体像は『整骨院の集客方法を一から整理』にまとめています。

この記事を書いた人

守屋 大地|Knotlas(ノットラス)代表

整骨院をはじめとする身体系ウェルネス専門の集客・運用パートナー。Googleマップ・口コミ・SNS・AI検索という「新規の入口」と、LINEでの「再来店」を、AIを使って一つの運用にまとめています。「新患が増えない」は入口と出口を分けて診断し、1エリア1店舗専属で毎月いっしょに数字を見ながら伴走しています。 運営者情報

どこが詰まっているか、一緒に

3タイプの診断で、自院のボトルネックはだいたい見えてきたはずです。あとはそれを1つずつ直していくだけ。無料相談で、いまのGoogleマップ・口コミ・再来院の状態を見ながら、何から手をつけるかを一緒に決めます。ご相談は無料です。

無料で、いまの状態を診断してみませんか