整骨院の集客

整骨院のリピート率を上げる、
再来院の仕組み

新規を追い続けて疲れているなら、直すべきは出口(再来院)かもしれません。リピート率は「施術の良さ」だけでは決まりません。次にいつ来るかが決まる仕組みで大きく変わります。計算して現在地を知り、次回予約とLINEで穴をふさぐ——その順番を整理します。

朱の紐が幾重にも巻かれ、それぞれの周に足あとが重なっていく概念図
一度きりで終わらせない。重ねるほど、太い輪になる。

先に結論。リピート率が上がらないいちばんの原因は、「次にいつ来るか」が決まらないまま帰ってもらっていることです。まず今の数字を計算し、①その場で次回予約②LINEでそっとフォロー③通う見通しを初回に伝える——この3つを入れる。回数券や広告はそのあとです。

この記事は、整骨院の集客全体を整理した整骨院の集客方法を一から整理の子記事で、新患が増えない原因の診断で「タイプ③・続かない」だった院が、次に読むページです。来てくれた人にもう一度来てもらう「出口」を掘り下げます。

なおこの記事は「集客と経営の整え方」にしぼって書いています。施術の内容や身体の悩みへの効果には触れません。整骨院の広告にはルールがあり、「治る」「効く」といった表現は使えないからです。あくまで「どうやってまた来てもらう流れを作るか」の話です。

現在地を知る

リピート率とは?まず計算する

リピート率はざっくり言うと「来てくれた人のうち、また来てくれた人の割合」です。感覚で「最近減った気がする」と言う前に、まず数字で現在地をつかみます。基準があってはじめて、打った手が効いたかが分かるからです。

リピート率の計算式 期間内に再来院した人数を、その期間の来院者数で割り、100を掛けるとリピート率が求められることを示す図 再来院した人数 (2回目以降に来た人) ÷ 期間内の来院者数 (分母=対象の全員) リピート率 (×100 = %) ※ 毎月「同じ定義」で出し続けることがいちばん大事。定義がぶれると比べられません。
計算式はシンプルでかまいません。初回のうちどれだけが2回目に来たか、など院に合う定義を1つ決め、毎月同じやり方で追うことが肝心です。

「業界平均は◯%」という数字をよく見かけますが、集計方法や院の業態で大きく変わるため、他院との比較に一喜一憂しないほうがいいです。見るべきは「先月の自院より漏れが減ったか」。比べる相手は過去の自院です。

原因

リピート率が下がる、3つの離脱ポイント

患者さんが離れていくタイミングは、だいたい3か所に集中します。どこでいちばんこぼれているかで、打つ手が変わります。

再来院が離脱しやすい3つのタイミング 初回のあと、数回通ったあと、なんとなく足が遠のく、の3つのタイミングで患者さんが離脱しやすいことを時間軸で示した図 初回来院 定着 ① 初回のあと 次回が決まらず 「また今度」で そのまま離脱 ② 数回通ったあと 通う見通しが 見えず、良くなった 気がして自己判断 ③ しばらく後 連絡の接点がなく なんとなく足が 遠のいて忘れる → ①は次回予約、②は通う見通しの共有、③はLINEでのフォローが効きます。
いちばん多いのは①「初回のあと、次回が決まらないまま帰る」です。ここを直すだけでも、リピート率の底上げにいちばん効きます。

打ち手

リピート率を上げる、5つの打ち手

お金のかからないものから順に並べます。上から2つ(次回予約・LINE)が土台で、ここができていないうちに回数券や広告にいっても穴からこぼれます。

① その場で次回予約を決める(最優先・無料)

会計や施術の締めで「次回はいつにしますか?」とその場で決める。「また都合がいいときに」と言ってもらうと、ほとんどの人は予約せず離れます。今日から始められて、いちばん効果が見えやすい打ち手です。

② LINEでつないで、そっとフォロー(無料)

来院時にLINE友だち追加を案内し、間隔が空いた方へちょうどいい頃合いでそっと連絡できる状態に。「その後いかがですか」の一声で十分。設計の具体はLINEで再来店にまとめています。

③ 通う見通しを初回に伝える

初回のうちに「次回や来院間隔の目安」を院から伝えると、患者さんは通うイメージを持て、自己判断で途中でやめにくくなります。※効果や完治を約束する言い方は避け、あくまで来院ペースの目安として伝えます。

④ 続けやすい料金の見せ方

回数券や継続プランは「続けやすさ」を支える選択肢。ただし押し売りになると信頼を損ないます。通い続けたい人向けの案内として、無理なく選べる形で用意する。①②が回ってからで十分です。

⑤ 来院体験と関係づくり

受付での一言、前回の話を覚えていること、待ち時間の過ごし方。「またあの院に行こう」は、こうした小さな体験の積み重ねで決まります。カルテやメモを使って、一人ひとりに合わせた声かけを続けます。

「うちはどこでいちばんこぼれているか」——まずは今のリピート率を一緒に出すところから。無料相談で、離脱ポイントと次の一手を見つけます。

まず一度、院の状況を聞かせてください

現場の型

現場で効く、3つの

「やることは分かった、で実際どうやるの?」に答えるのがここ。次回予約の一言、離脱の見つけ方、そして数字で目標を逆算する考え方を置いておきます。

型①|次回予約の一言の

「また都合のいいときにどうぞ」は、やさしい言葉ですが、予約につながりにくい。おすすめは「次は◯日後くらいのペースが目安です。このあたりの曜日、どちらがご都合いいですか?」と、目安+日程の二択で差し出すこと。声かけを「いつにしますか」にするだけで、その場で決まる率が変わります。

型②|離脱の兆候を数字で見る

「なんとなく減った」をなくすため、前回来院から◯日空いた人を黄色信号として見えるようにします。院の通院ペースの目安を1.5〜2倍超えたら、LINEでそっと一声。予約システムやLINEのタグで「しばらく来ていない人」を絞れるようにしておくと、離脱を戻せる確率が上がります。

型③|目標から逆算するフレーム

リピート率を売上と結びつけて考えると、やるべきことがはっきりします。1人の患者さんが通ってくださるあいだの累計は、ざっくり「1回あたりの単価×通う回数」。目標の売上から逆算すれば、「新規を何人呼ぶか」だけでなく「通う回数をあと1回増やす」という打ち手が見えてきます。

1人の患者さんからの累計売上を逆算するフレーム 1回あたりの単価に通う回数を掛けると1人あたりの累計になり、そこに患者数を掛けると全体の売上になる。目標売上から必要な通院回数や患者数を逆算できることを示す図 1回あたりの単価 (客単価) × 通う回数 (リピートで伸びる) = 1人あたりの累計 (生涯の売上) × 患者数 = 全体の売上 (ここが目標) 目標の売上から逆算すると、「新規を増やす」だけでなく 「通う回数をあと1回」という打ち手が見えてくる。 ※ 具体の数字は院ごとに違うので、無料相談で自院の数字に当てはめて一緒に出します。
リピート率を上げる=「通う回数」を伸ばすこと。新規を追うのと同じくらい、いやそれ以上に売上の土台になります。

点検

再来院の仕組み、セルフ点検

いまできていない項目がないか、チェックしてみてください。チェックがつかないものが、そのまま次に手をつけるところです。

☐ いまのリピート率を数字で言える

☐ 会計時に「次回はいつ?」をその場で聞いている

☐ 来院時にLINE友だち追加を案内している

☐ 初回に通う見通し(間隔の目安)を伝えている

☐ しばらく来ていない方を絞り込める

☐ 間隔が空いた方へ、そっと連絡する流れがある

☐ 毎月、リピート率の推移を見ている

チェックが3つ以上つかないなら、新規を増やす前にまずこの穴をふさぐのが先です。上から順に、ひとつずつで十分です。

まとめ

出口を固めて、から入口

リピート率は「施術の良さ」だけでなく「次にいつ来るかが決まる仕組み」で大きく変わります。まず計算して現在地を知り、その場で次回予約・LINE・通う見通し——無料でできる3つから順に穴をふさぎます。

出口(再来院)が固まってから入口(新規)を広げると、呼んだ人がこぼれにくくなります。集客全体の順番は整骨院の集客方法を一から整理に、「そもそも新患が増えない」という悩みの診断は新患が増えない原因と改善にまとめています。

ご相談の前に

リピート率、よくあるご質問

整骨院のリピート率は、どれくらいあればいいですか?
「業界平均は◯%」といった数字が出回っていますが、集計方法や院の業態で大きく変わるため、他院との比較より自院の推移を追うほうが確実です。まずは今の数字を計算して基準にし、次回予約やLINEなどの仕組みを入れる前と後で、同じ計算方法で比べていきます。大切なのは、先月より漏れが減っているかどうかです。
リピート率はどうやって計算しますか?
いちばんシンプルなのは、ある期間に2回目以降の来院をした人数を、その期間の来院者数で割る方法です。たとえば新規の初回のうち、決めた期間内に再来院した割合を見ると、初回からの定着がわかります。院の予約システムやカルテから取れる数字で、毎月同じ定義で出し続けることがいちばん重要です。
リピート率が上がらない、いちばんの原因は何ですか?
多くの場合、施術そのものより「次にいつ来るか」が決まらないまま帰ってもらっていることが原因です。次回予約をその場で決める、LINEでつないでおく、通う見通しを初回に伝える——この3つの仕組みがないと、良い施術をしても「また今度」で自然に離れてしまいます。
回数券やコースは作ったほうがいいですか?
必須ではありません。回数券は続けやすさを支える一つの手段ですが、押し売りになると信頼を損ないます。まずは次回予約とLINEという無料の仕組みで再来院の流れを作り、通い続けたい方向けの選択肢として料金の見せ方を整える、という順番が無理がありません。
まず何から手をつければいいですか?
会計時の「次回はいつにしますか?」の一言からで十分です。次回予約をその場で決める習慣は、お金も準備もかからず、今日から始められて効果が見えやすい打ち手です。そのうえでLINEでの再来院フォローを足していくと、抜けが減ります。全体の順番は『整骨院の集客方法を一から整理』にまとめています。

この記事を書いた人

守屋 大地|Knotlas(ノットラス)代表

整骨院をはじめとする身体系ウェルネス専門の集客・運用パートナー。Googleマップ・口コミ・SNS・AI検索という「新規の入口」と、LINEでの「再来店」を、AIを使って一つの運用にまとめています。リピート率は「次にいつ来るか」の仕組みで変わる——1エリア1店舗専属で、毎月いっしょに数字を見ながら伴走しています。 運営者情報

まず、今のリピート率を一緒に

「うちはどこでこぼれているのか」は、数字を見ればだいたい分かります。無料相談で、今のリピート率を一緒に出し、次回予約・LINE・通う見通しのうちどこから手をつけるかを決めます。ご相談は無料です。

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